手頃に最新の医療や健康に関するニュースが見える記事ないかな?
1つ1つ確認するのは面倒だし、書いていることも難しい・・・。
大まかにわかりやすく教えてくれる記事はないかな?
このような悩みはありませんか?
実際に、私はこのような悩みがありました。
調べても書いていることが難しいので、調べることを辞めてしまうこともあります。
そこで、医療や健康に関する情報を調べて、私が気になったことを大まかな部分だけわかりやすく記事にしました。
この記事は、『医療や健康に関する最新の情報をざっくりと知りたい方』にオススメです。
詳しく知りたい方は、URLを貼るように致しますので、ご確認ください。
記事を読んだ、私自身の考えも書いています。
早歩きで冠動脈疾患のリスクが低下
そもそも冠動脈疾患ってなに?
冠動脈疾患とは、心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶ血管である冠動脈が狭くなったり、詰まったりすることで起こる病気のことだよ。
へぇ~、そうなんだ。その病気が早歩きをすることで、予防できるんだね。
そうみたいだね。
記事内で紹介されている、論文のリンクも貼っておくよ。
一標本メンデルランダム化解析を用いて、自己申告の習慣的歩行速度が 1 マイル/時間 (1.6 km/h) 速くなるごとに、冠動脈疾患リスクが 63% 減少する (ハザード比 (HR) = 0.37, 95% 信頼区間 (CI) = 0.25-0.55, P = 2.0 × 10-6) ことを見積もった。
私たちの調査結果は、個人がより活発に歩くことを奨励しようとする介入は、心血管疾患のリスクに対する保護効果につながるはずであることを示唆しています。
(引用:Mendelian randomisation and mediation analysis of self-reported walking pace and coronary artery disease)
早歩きするだけで、心臓の病気のリスクを軽減できる可能性があるんだね。
これなら僕にもできそうだよ。
運動に慣れていない人が、急に早歩きすると、体調を崩したり、関節が痛くなることがあるから気を付けてね。早歩きしなくても、ウォーキングにはすごい効果があるんだよ。
ウォーキングの効果に関しての記事を作っているから、読んでみてね。
日本人脳卒中患者では、低体重(BMI 18.5未満)は転帰不良に関連
「転帰」ってなに?
「転帰」は医療や研究で使用される専門用語だよ。簡単に言うと「ある事柄の結果や結末」を表す言葉だよ。似た意味で「予後」って言葉があるけど、ちょっと意味が違うよ。
- 転帰:ある時点での結果(例えば、治療が終わった時点)
- 予後:その後の経過や結果(例えば、数年後の患者さんの状態)
簡単に言うと、転帰は「今どうなったか」、予後は「これからどうなるか」ってイメージかな。
記事を読んでみると、「退院時の転帰」と書いてあるね。つまり、「退院時の状態」だね。
なるほど。
でも、どうして低体重になると転記不良になるんだろう。
記事内では、以下のように説明されていたよ。
高齢者の低体重は、低栄養やフレイル及びサルコペニアといった全身状態や心身の脆弱性、身体的機能低下を反映することが多く、急性期脳卒中発症後の消耗に対して予備能が乏しいことが、転帰不良のメカニズムに挙げられます。
(引用:国立循環器病研究センター)
僕もリハビリをしていて感じるけど、低体重の方は疲れやすい人が多いんだよね。食べる力がない方もいるから、益々体力が低下してしまうんだよ。
そっか!確かに、僕も食べられないときがあると動けなくなるなぁ。
あと、もう1つ聞いてもいいかな?
BMIって何かな?BMWだとわかるんだけど・・・
BMIは体重と身長から算出する、体格を表す指標だよ。
具体的には、「体重(kg)÷身長(m)の二乗」で計算するよ。出てきた数字によって、肥満度を分類するんだよ。一覧表を乗せておくね。
今回紹介した記事では、高齢者の体重管理の目標値として、BMI25を基準にすることが適切かもしれないと書かれていたよ。
今回の記事は、「日本人の脳卒中の転帰に関する報告」であって「脳卒中になりやすいかどうか」ではないから注意してね。
僕は今計算すると、BMI30だったから、少し気をつけるよ。
先進医療特約について
先進医療特約は医療保険やがん保険に入るときに付ける特約のことだよ。
この記事によると、年齢や性別によって変わるけど、保険料は100円程度のようだね。
100円程度の保険料で最先端の医療を受けられるなら、お得だね!
ちょっとSTOP!!
先進医療は「最先端の医療」ではないよ。
えっ?そうなの??
勘違いされている人も多いんだけど、先進医療とは簡単にいうと、「医療保険適用にするかを評価する段階の医療行為」だよ。
そうなんだ!勘違いしていたよ。
でも100円程度の保険料で受けることができるなら、入った方がいいのは変わりないよね?
これは個人の考え方にもよるかな。というのも、先進医療を受ける人はものすごく少ないんだよ。
実際どれくらいなの?
0.02%!?ものすごく少ないんだね。だから保険料も安いのか。
だったらいらないのかな?
そもそも保険は、起こる確率は少ないけど、起こったときに破綻してしまうリスクがある場合に入るものだよね。もし、先進医療を受けることになった場合、厚生労働省の資料によると、先進医療治療費は平均約25万円、保険外医療併用療養費を含めると約57万円になるよ。
あくまで、平均だから受ける先進医療によって、金額は変わってくるよ。
この金額をどう受け止めるかは人によって違うと思うから、一概に入る・入らないとはいえないかな。
そうか!家計によっても変わるし、独身か結婚しているかでも変わりそうだね。
そうだね。こういった情報は厚生労働省の資料を検索すると出てくるから、契約前には絶対確認しようね。「窓口の担当者に勧められたから入った」という理由は、保険に関わらずNGだよ。
窓口の担当者も営業だから、商品を勧めてくるのは当たり前だからね。先進医療特約が必要かどうかの判断は自分で理由も含めて言えるように勉強しておいたほうがいいよ。
オリーブオイル1日7gで認知症関連死28%減少
オリーブオイルが体にいいのは知っているけど、認知症関連死って何?
認知症関連死は、認知症が直接的または間接的な死因となって亡くなることだよ。
- 直接的な死因・・・認知症によって脳機能が低下することによって起こること。
- 関節的な死因・・・認知症の症状によって、死につながること。
具体的にいうと、
【直接的な死因】
- 誤嚥性肺炎:食べ物が誤って気道に入り、炎症を起こす。
- 脱水:水分を適切に摂取できなくなり、脱水症状を起こす。
- 栄養失調:食事の摂取量が減少し、栄養不足になる。
【間接的な死因】
- 転倒・骨折:転倒して骨折し、それが原因で寝たきりになり、合併症を起こす。
- 薬の飲み忘れ:服薬を忘れ、病状が悪化する。
- 徘徊:徘徊中に事故をして、亡くなってしまう。
どうしてオリーブオイルは認知症に効果があるのかな?
オリーブオイルに含まれている、「オレオカンタール」という物質がアルツハイマー型認知症に関連があるとされるタンパク質を脳から排除してくれる働きがあると言われているよ。
へぇ~そうなんだ。じゃあ~僕も明日からオリーブオイルを7g摂取するよう心掛けるよ。でも、7gってどれくらいなの?
カレースプーン1杯が約7gと言われているから、参考にしてね。
あと、オリーブオイルを摂取するときに注意して欲しいことがあるよ。
普通にオリーブオイルを摂取したらダメなの?
オリーブオイルは体にはいいけど、油に変わりはないから、カロリーが高いんだよ。オリーブオイル1gで約9kcalだから、7g摂取すると約63kcalになるよ。1口チョコ1個が約30kcalだから、1口チョコ約2個分になるね。
結構、カロリー高いんだね!
普段の食生活を見直さずに、オリーブオイルだけを毎日追加摂取すると、太ってしまう可能性があるよ。だから、個人的には普段から使用している油をオリーブオイルに変えたり、マーガリン・バター・マヨネーズなどの余分な油を極力摂取したりしないように注意する方が重要だと思うよ。
そっか!余計な油を控えれば、カロリーも減らせるもんね。ちなみに、オリーブオイルはどうやって摂取するのがいいのかな?
スープなどに入れたりする人も多いと思うけど、僕は普段トマトジュースを飲んでいるから、トマトジュースに混ぜているよ。トマトに含まれるリコピンは脂溶性だからオリーブオイルと一緒に摂取すると、リコピンの吸収率がよくなるんだ。
トマトジュースも体にいいって聞くよね。簡単に摂取できるし、僕もやってみるよ。
トマトジュースは食塩無添加の物を選んでね。最後に、記事の論文リンクを貼っておくよ。
7 g/日以上のオリーブオイルを摂取した人は、全くまたはほとんど摂取しない人に比べて、認知症関連死のリスクが 28% 低下していました (調整後プールハザード比 0.72 [95% CI, 0.64-0.81])。
モデル化された代替分析では、5 g/日のマーガリンとマヨネーズを同量のオリーブオイルに置き換えると、認知症死亡率が 8% (95% CI, 4%-12%) から 14% (95% CI, 7%-20%) 低下することが示されました。
(引用:Consumption of Olive Oil and Diet Quality and Risk of Dementia-Related Death)
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